SOLD OUT
著者:一井伸行
画:マメイケダ
装丁:鰺坂兼充
発行:BOOKLORE
112ページ 148×210 mm
うどんのレシピ本にみえてこれはエッセイ本だ。
いや、れっきとしたレシピ本でもある。
著者の一井伸行さんはサラリーマンをしながらうどんのワークショップを各地で行ってきた。この本は、著者がうどんを打ち始めた頃のこと、そしてワークショップを開催するようになったきっかけなどのエッセイからはじまり、基本的な出汁のとり方やつゆの作り方、うどんの打ち方、その他ワークショップの中で作ってきた、うどんのレシピを掲載している。
最後の章にノブうどんの真骨頂「うどんスケッチ」が載っている。著者がワークショップとともにずっとやり続けたこと。「うどんスケッチ」とは、「うどん似顔絵」みたいなものである。ペンとノートで似顔絵を描くように著者はうどんで似顔絵を描いてきた。作りためたうどんスケッチをマメイケダがさらに絵にした。表紙のきつねうどんもそのスケッチの章に紹介されているもの。
ぜひお手にとっていただきたい一冊。